テレビドラマとは違う、離婚の時の弁護士相談

別居生活も中盤になり私の体調はかなり回復してきていました、そんなやさきの頃でした。

私は両親から離婚をする時に弁護士を利用すると今後のためにも有効であると言う事を教えてもらいました、でも弁護士なんて私の知り合いにはいないしどうしたらいいのか全く分かりませんでした。

こんな情けない私の為に両親はいろいろ探してくれました、両親の知り合いを通じて弁護士を探したり市役所の無料弁護士相談を利用したりとあらゆる繋がりを駆使して探しました。

そして父親の知り合いから紹介を受けて私たち親子三人初めて弁護士相談に行きました、弁護士事務所に行くなんて初めての経験だったので私はかなり緊張していました。

現れた弁護士はいかにもインテリ男って感じで年齢は推定三十台後半から四十代前半といった感じでしょうか、細見で長身そしてチタンのメガネフレームがやけに嫌味な感じでした。

最初に私の父が挨拶をして紹介までの経緯を話その後に私は自分たちの離婚への経緯などを詳しく弁護士に伝えました、その後の弁護士の見解はあまりにも理不尽な内容でした。

その内容はと言うと、早く離婚したいなら慰謝料を払って離婚成立させたらどうですか。と言ったのです私はこの言葉を疑いました、この弁護士は私の話とちゃんと聞いてないのか?疑問を感じました。

弁護士との相談料は30分5000円ですが、ハッキリ言って払いたくない気持ちになりました。私の両親も同じ事を考えていたと後で教えてもらいました。

初めての弁護士相談でこんな結果に終わり私は弁護士への不信感が募るばかりでした、後で聞いた話ですが弁護士にとって離婚案件はとても利益にはならないらしく離婚問題を専門に受けている弁護士以外は嫌う案件だったそうです。

その後この弁護士を利用する事はありませんでした、私の両親もこの弁護士の見解に落胆してしまいましたが気持ちを切り替えて今度は離婚問題を専門にしている弁護士を探してくれました。

この頃の私はアラサーになりたてで、全然精神的にも自立ができてなく親にかなり頼っていて今更ながら改めて親のありがたみが分かりました。

やはりなんだかんだ言っても親子の繋がりって大切なんです、私が子供のころはなぜか両親の事が嫌いで特に父親が嫌いでしたなので両親に離婚して下さいと何度も言っていた事を覚えています。

父親のわがままに母親は振り回されていました、他にも子供の私が見ていて我慢できない事も多々ありましたが母親は離婚しませんでした。

母親になぜ離婚しなかったのかと聞いた事がありました、その答えはわがままでアナタたち子供から見たら滅茶苦茶なお父さんだけど真面目で良い面も沢山あるのよでした。

私はこの母親みたいに考える事は出来ませんでした、それが良いことなのか悪いことなのかは分かりません。

しかし結婚以上に離婚する時の過程は体力も気力も消耗してしまい本当に大変です。今現在離婚を考えている方や離婚問題真っ只中の方、体調管理は万全にして下さいやはり最後は体力勝負です。